- HOME
- 内視鏡検査
経鼻内視鏡をご存じですか?
当院の胃カメラは今までの胃カメラの約半分の太さなので以前より楽に検査を受けられます。
胃が心配だけど胃カメラは苦しくてイヤだという方、
経鼻胃内視鏡検査をご存じですか?
経鼻胃内視鏡検査とは
鼻から細径のスコープを入れて行う胃カメラ検査のことです。
胃カメラの最中に「オエッ」となることがありますが、これは舌の付け根の舌根という部分にスコープが触れることでおこる咽頭反射が原因です。
経鼻胃内視鏡では鼻から挿入したスコープは鼻腔を通って食道に入っていきます。スコープが舌根に触れることがないので咽頭反射はほとんどありません。そのため吐き気をほとんど感じることなく検査を受けられます。
経鼻胃内視鏡検査の特徴
- 検査前に鼻腔の麻酔を行いますので、鼻の痛みはほとんどありません。
- スコープが舌根部を圧迫しないので、のどを通過する時の「オエッ」となる反射が非常に少なく楽に検査が受けられます。
- 検査中に会話ができますのでモニターを見ながら質問ができるなど納得のいく検査が可能です。
当院では、ピロリ菌などの内視鏡を介する感染症にも注意を払っています。
清潔な内視鏡による検査を心がけています。
細径スコープでの経鼻胃内視鏡検査のメリット
- スコープが舌の根元(舌根)に触れることで、咽頭反射(嘔吐感)がおこります。鼻からの挿入でこの問題が解消しました(図1)。
- スコープは従来の半分、5.9mmの細さです。更に、鼻に適したしなやかさでむりなく、スムーズな挿入ができます。
- 鼻への麻酔も微量で、身体への負担が軽減されます。
- 患者さんは、モニターに映し出される自分の胃の映像を見ながら、医師にその場で質問ができます。
大腸内視鏡検査について
大腸内視鏡検査は、肛門(お尻の穴)から、太さ11~13mm程度の細長く、軟らかい内視鏡(カメラ)を入れて、大腸全体(状況により小腸の一部まで)を観察する精密な検査方法です。この検査によって、大腸がん、大腸ポリープ、大腸憩室症、炎症性腸疾患などの大腸、直腸の疾患を検索します。
大腸内視鏡検査を受けるメリット
直接直腸や大腸内の病変を観察できる
何よりも「直接病変を観察できる」検査であることです。注腸エックス線検査(バリウムでの検査)ですと、異常を疑う所見があったとしても、それが本当に異常なのか、空気の泡や便の残りであるかの区別がつきにくいことがあります。また便潜血検査(便に目に見えないレベルの血液が付着しているかを調べる検査)では、陽性であったとしても、即何らかの病気であるかと判断することはできません。内視鏡検査では「直接見る」ことで判断に困ることが少ないというメリットがあります。
必要によっては生体の一部を採取して検査
必要によっては、病変していると思われる組織の一部をその場で採取して(生体検査)、後で顕微鏡で詳しく調べることもできます。現在のところ、大腸を調べる検査の中で得られる情報が多い検査です。
大腸や直腸の一部治療も可能
更に、切除必要なポリープ・早期大腸がんの場合は切除器具を使用して内視鏡で切除を行うことができ、治療まで行うことができます。